【この記事でわかること】
・食器洗いを簡単に済ますための下準備のやり方
・効率的な食器洗いの順番
・食器洗いの時短テク
洗濯や掃除とは異なり、 家事の中でもほぼ毎日やることになる食器洗い(お皿洗い)が苦手な人もいるのではないでしょうか?
私は2人暮らしなので2人分の食器を毎日洗っているのですが、コツをつかむまでの数ヶ月間は食器洗いに30分前後もかかっていました。
しかし、今では2人分の食器を毎日10分以内に終わらせることに成功しています。
早めに終わらせてガスコンロの掃除もしています。
この記事では、私が約1年間食器洗いをし続ける中で試した時短テクの中から、もっとも効率の良かったものを紹介します。
- 食器洗いを始める前にやりたい3つの下準備
- 効率良く食器を洗う順番|2部制に分けてキレイなものから洗うのがコツ!
- 最大の時短ポイント!大きい容器に小さいお皿を入れてまとめ洗いする
- 【簡単時短テク】食器洗いのコツ:まとめ
食器洗いを始める前にやりたい3つの下準備
早速スポンジを取り、洗剤をつけていざ出陣!・・・とやりたいところですが、本番に取り掛かる前にまずは下準備をしましょう。
下準備してる時間がもったいないのでは?という疑問が浮かぶかと思いますが、実は下準備した方が結果的に時短できます。
時短に必要な下準備は3つだけです。
食器洗いの下準備1:皿やスプーンなどの食器類を水に浸す
ご飯を食べ終わった後に、皿やスプーン、フォークなどの食器類を水に浸しておきましょう。これだけでかなり汚れが落ちやすくなります。
特に以下の食器は必ず水に浸しましょう。
・カレーやハヤシライスなどソース類を使用したお皿
・肉類、油を使用した料理を乗せたお皿
・ご飯をよそったお茶碗
・お弁当箱(ちゃんと分解してから)
見落としがちなのが「お茶碗」。お茶碗にくっついている米は乾くとカチカチになり、 落としにくくなります。
場合によってはカチカチのお米で怪我をしてしまうおそれもあるので、お茶碗は必ずお水に浸しておきましょう。
食器洗いの下準備2:大きくて汚れのひどい調理器具をどかす
食器洗いを始める前に、大きくて汚れのひどい調理器具はコンロやレンジ・冷蔵庫の上などにどかしましょう。
フライパンやまな板のような大きい調理器具は流し台に置いておくと邪魔になります。
ただでさえ狭い流し台なのに、大きなものがあってはスムーズに食器洗いを進めることができません。
食器や調理器具の分別を先にすることで、食器洗い中のストレスを軽減するだけでなく時短することもできるのです。
食器洗いの下準備3:汚れのひどい食器・調理器具の下処理をする
油やソースがべっとりついている汚れのひどい食器や調理器具は、はじめに下処理をしておくことをおすすめします。
下処理をしないで洗い物に取り掛かると、途中でスポンジに油やソースが染み込み、スポンジの色が変わるだけでなく他の食器にも油移りしてしまうからです。
下処理の方法は以下の通りです
・お湯や水で洗い流す
・キッチンペーパーで拭き取る
この2つの処理を行うだけで洗い物がかなり楽になります。
油汚れを拭き取る際は、新聞紙やチラシなどのいらない紙でも代用できますが、個人的にはキッチンペーパーの方がしっかりと油を吸着してくれると感じてます。
巷には「キッチンスクレーパー」と呼ばれる便利グッズがあるようで、これであらかじめ油汚れをすくい取るのもいいかもしれません。
効率良く食器を洗う順番|2部制に分けてキレイなものから洗うのがコツ!
下準備を終えてこれからが本番!
やみくもに洗うのではなく、食器を洗うときは何から洗うかの順番が大切です。
汚れた食器から手をつけたくなりますが、汚れているものから洗うと汚れがスポンジについてしまい、他のキレイな食器まで洗いにくくなってしまいます。
なので、まずはキレイなものから順番に洗いましょう。
また、お皿の数が多いと途中でスポンジが泡切れしてしまうので、食器洗いは2部制にすることを強くすすめます。
第1部は小物類、第2部で大物類と分けておくと良いでしょう。
具体的な洗う順番は次の通りです。
第1部:小物類を片付ける
1番最初にコップを洗う
コップは食器の中でもっともキレイなものです。
それと同時に洗いやすいものでもあるので先に洗ってしまいましょう。
2番目に箸やスプーンを洗う
箸やスプーンなどの食器類も他の食器に比べて汚れが少ない部類に入ります。
早めの段階で洗っておいて、水で流すまでの間はコップに入れておきましょう。(コップの底が浅く入らない場合は鍋に入れましょう)
3番目に汚れの少ない鍋か大きめのボウルを洗う
味噌汁やスープなどに使用した汚れが少ない鍋は他のお皿類よりも先に洗いましょう。
一般的にはお皿から先に洗って最後に調理器具を洗う人が多いのですが、今回の時短テクでは鍋を有効活用するため、まず鍋から洗います。
面積の狭い流し台を有効に使うために、底の深い鍋に小さな食器類を入れて最後にいっぺんに洗い流すという方法をとるからです。
(詳しくは後述します)
4番目以降は汚れが少ないものから順番に
コップ→箸・スプーン・フォーク→汚れの少ない鍋の順番で洗ったら、次はお皿やお椀を洗います。
サラダのお皿→味噌汁のお椀→お茶碗→肉類が乗っていたお皿、といったようにできるだけ汚れの少ないものから順に洗いましょう。
また、面積の大きいものを先に洗えば、小さいものをその上に乗せることができてスペースが確保できるのでおすすめです。
鍋に入りきらない食器は、大きめのお皿の上にのせておきましょう。
第2部:お釜と大きな調理器具を洗う
第2部に入る頃にはスポンジの泡持ちが悪くなっているので、泡が少なくなったらこの時点で一度補充しましょう。泡持ちが問題なければそのまま次に取り掛かります。
炊飯器の釜・まな板を洗う
炊飯器の釜は比較的汚れが少ないので先に洗います。水を入れつつ手で軽くこすればくっついたお米は割と簡単に取れます。
あとはスポンジで軽くこすって洗えば炊飯器のお釜は完了です。
※なお、炊飯器の釜は傷つきやすく、食器類を溜めるための場所として使用するとコーティングがハゲてしまうおそれがあるのでおすすめしません
炊飯器が終わったらまな板を洗いましょう。
肉類を切った場合は比較的汚れているので、軽く水洗いしてからスポンジでこすりましょう。
※キッチンの広さ的にまな板を置いておくスペースがない!という人は、一番最初にまな板を洗ってスペースを確保しておきましょう
油汚れのひどいフライパンや鍋は最後に洗う
いよいよ終盤戦、他の食器を片付け終えたら最後に油汚れのひどいフライパンや鍋を洗いましょう。
フライパンについた油汚れは水やお湯で流したところで落ちません。なので、スポンジが汚れるのを覚悟でしっかりと洗いましょう。
なお、フライパンを洗うときは洗剤を惜しみなく使用してください。
新しいフライパンであればすぐに洗い流せますが、年季が入りコーティングが落ちると汚れが落ちにくくなるので「もったいない」と思わずに多めに洗剤を使うのがコツです。
おそらく洗剤をつけてこする→洗い流すを2回くらいが目安になります。
1回で終わらそうと意地になると中途半端に油が残ってしまう上に、時間がかかってしまうので諦めて2回かかるものだと割り切りましょう。
また通常であれば、鍋は先に洗った方が良いのですが、鍋料理をした場合は肉類の油がたくさん付いていて洗うのに時間がかかることが多いので、鍋料理をしたときは鍋を最後に洗いましょう。
最大の時短ポイント!大きい容器に小さいお皿を入れてまとめ洗いする
食器洗いの時短は順番がすべて!といっても過言ではありませんので、実質順番さえ守ればかなりの時短ができます。
その上でさらなる時短を達成したい場合は『大は小を兼ねる作戦』を実行することをおすすめします。
簡単にいうと大きい容器を先に洗って、その中に小さい食器類を入れてまとめて洗うという手法です。
大きい容器を先に洗い、小さい食器類をそこに入れていっぺんに洗い流すことで洗う時間を短縮できます。
この方法を使えば洗い流したお皿を水切りかごに移している間、水を流しっぱなしにしていても無駄にならないだけでなく、勝手に洗ってくれるのです。
また、泡を洗い流す時間も短縮できるので一石二鳥です。
洗い桶がある人は洗い桶を使えば良いのですが、持っていない人が多いと思うので、今回のような鍋やボウルなどの大きい容器を使用することで時短する方法をお伝えしました。
流し台が広いし洗い桶あってもいいかも、という人は買うのもおすすめです。
【簡単時短テク】食器洗いのコツ:まとめ
食器洗いの簡単時短テクをまとめると次のようになります。
◆3つの下処理をする
・食べ終わったら食器を水に浸す
・大きくて汚れのひどい調理器具をコンロなどにどかす
・汚れのひどい食器や調理器具をキッチンペーパーで軽く拭き取る
◆食器と調理器具を2部制に分けて洗う
[第1部]
・はじめにコップや小物類を洗う
・次に汚れの少ない鍋やボウルを洗う
・最後にその他の食器類を洗い、鍋やボウルに入れていっぺんに洗い流す
[第2部]
・炊飯器のお釜とまな板を洗う※まな板は一番最初でも良い
・汚れのひどいフライパンや鍋を洗う
日常の食器洗いに少し工夫を取り入れるだけで時短ができます。
私もまだまだ研究段階なので、皆様のオリジナルの時短テクがあればぜひ教えてくださいね。
主婦と主夫の皆様の自分時間が増えることを願っております!