まず始めに、この記事はこんな人に読んでほしい
・老後2000万円貯められるか不安
・年収が低くてそもそもの生活が厳しい
・現在20~30代で老後のことがそこまでイメージできない
逆にこんな人は読まなくてもいいかもしれない
・既に2000万円以上の貯蓄がある
・資産運用をしていて老後の準備はバッチリ
・いずれ数千万円以上の遺産が入る
・今の給与であれば老後の心配はない
さて本題に入ろうかな
老後2000万円問題の詳しい説明については割愛するけど、念のため説明された記事貼っとくね
https://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/online/column/old-age/006/
老後2000万円問題はざっくりいうと、今の年金制度が維持されたと仮定すると、高齢者夫婦無職世帯の平均的な月収支がマイナスだから、定年後30年生きたとすると2000万円必要だよって話
それ聞くとなんか焦るよね
僕は貧困家庭で育ったからお金がないまま日々を過ごす焦燥感とかわかるし、それを老後に味わうのやだなーって純粋に思った
そしてこの問題を知った当時は
「え、今の生活でいっぱいいっぱいなのに老後に向けて貯めるなんて無理ゲー!」
って感じた
でも老後に生きていけないのは不安だからどうにかお金を貯めないと!って考えたとき、その手段として【稼ぐ】と【節約】が浮かぶと思うんだ
旅行に行く機会を減らしたり、食べてみたい食べ物を買うのを控えたり、あるいは副業したり
稼ぐことと節約すること、どちらも老後のためならず、今の生活を豊かにするための手段の一つだからそれ自体にはなんら問題はないけど、目的を見誤ると実は非常にもったいないってことに最近気付いたのよ
話が少し反れるけど、この前うちのばあちゃんが死んじゃったのね。うちのばあちゃんは元々心臓が悪かったんだけど、70歳くらいからそれがより顕著になって、近くのスーパーに徒歩でいくのがやっとくらいの生活を送ってたの。
そしてさらにある時から足腰も悪くなって、近くのスーパーですら歩くの厳しいってなって、基本は家で過ごして、買い物とかは娘、つまり僕の母親が代わりにいったりしてたんだよね。
そこで感じたのは、年を取るということは、身体の機能が衰えて動けなくなるリスクが徐々に高くなってくということなんだなってこと。
ここで老後2000万円の話に戻ったとき、景色が少し違って見えてきた。
今、からだと心(脳)の自由が効くときに、からだと心(脳)の自由が効くかもわからない老後のために、今という時間を費やすのってどうなんだろう?って
今しか行けない場所、今しかできないこと、今しか食べられないもの、それらを犠牲にして、元気で過ごせるかもわからない老後のために、生きているのかもわからない老後のためにお金を貯めるのは、なんかとてももったいないと感じたんだ。僕はね。
あ、決して老後のために2000万円貯めることが悪いことだといっているわけではないんだ。だって基本的な暮らしを送るために最低限必要になるであろう金額だからね。
だから備えておくことは大切なことなんだけど、若い今という時間を、何かをしてみたいという熱い血の通った意欲を不本意に犠牲にしてまで貯める必要はないと思うんだ。
この記事を読んでいて、2000万円貯めなきゃと焦って今やりたいことを控えてる人がいたら、僕はお金を貯めることよりも今を生きることを優先してほしいですって、伝えたい。
その経験が老後の大切な資産になることもきっとあるから。
未来のことと現在のこと、それらのバランスを大事にして生きていきたい。