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すぐに何かを書きたくなる、『書くスペシャリスト』が残した4つの言葉

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どうも、すみとおる あお(@sumitoru_ao)です

 

 

僕の夢は、書くことを生業とすることです

夢を夢のまま終わらせたくないので、少しずつ地道に動いています

 

 

その一環で、先日図書館に行って『書く仕事』について調べているとき

書く仕事入門―プロが語る書いて生きるための14のヒント

という本を読みました

 

 

その本には、書く仕事に携わる14人の先人たちへのインタビュー内容が載っていて、書く仕事を知りたいと思っていた僕にとってはうってつけの本でした

そのインタビュー内容の中でも特に僕が心に響いたと感じる箇所を、備忘録としてピックアップしました

 

 

僕の感想を含めながら4つだけご紹介致します

 

【作家】三浦しをん

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画像参照:http://ent.smt.docomo.ne.jp/article/23524

文章を書く上で大事なこと

――文章を書く上で大事なことはどんなことでしょうか?

 とにかく、心の赴くままに書くということですね。書きたいこと、伝えたいと思うことを書く。だけど同時に、それが本当に伝わる形になっているのか、客観的に見る必要があると思います。伝えたい相手を思って書くということと、伝えたい相手の立場に立ってその文章が伝わりやすいかどうかを考えてみること。いずれも相手の身になってみることが、自分の伝えたい思いを文章にする一番の早道かなという気がしますね。

三浦しをん

 

三浦さんのおっしゃっている大事なことは2つあると思います

 

  1. 心の赴くままに書く
  2. 伝えたい相手の立場に立って書く

 

僕所感、自分が心から本当に書きたいと思って書いた文章には魂が宿り、多くの人に読まれます

だけど「書かなきゃ」と思って書いた文章や「ちゃんとしなきゃ」と肩ひじ張りながら書いた作品は、残念ながら読まれません

 

 

そこには生物としての温もりが存在しないからです

――僕は文章は生物(せいぶつ)であり生物(なまもの)だと考えています――

 

 

だから三浦さんの仰る「心の赴くままに書く」ということは大切なんですね

 

 

ただ同じ文章であっても

日記のように自分が書きたいままに書くのはまた違います

「伝えたい相手の立場に立って書」いていないからです

 

 

僕が高校生の頃に作ったブログも

本当にただの日記だったので、読者は友達数名だけでした

誰に読んで欲しいかも考えていないし、読み手の立場に立って書いてもいないから当然のことですね

 

 

だけど10年の時を経て今書いているこのブログは

おかげさまで月2000PV程まで読まれています(ありがとうございます)

それは少なからず読者目線の文章を書けているからだと思います

(まだまだ、全然、未熟ですが。。。)

 

 

だから文章を書くにおいては

この2つの両輪を回すことが大切なのだと僕自身も肌で実感しております

 

  • 心の赴くままに書く
  • 伝えたい相手の立場に立って書く

 

 

【コラムニスト】宮澤やすみ

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画像参照:http://www.yasumimiyazawa.com/

文章を上手に書く秘訣

――文章を上手に書く秘訣ってありますか?

 小唄を歌うときには、声をストレートに出すな、ぐっと胸元でためて声を作ってから出せと師匠がよくおっしゃいます。文章だって同じじゃないでしょうか。自分の気持ちをストレートにだすだけでは、単なる押しつけになってしまいます。受け手のことをよく考えてから言葉にするんです。

 書く人間であると同時に読者としての視点を持つ。その二つの視点がとても大切だと思っています。読んでいるうちにじんわりと楽しい気持ちになってくれたらいいですね。それから、僕は音楽をやっているから特に意識するんですが、文章にもリズムの良さが必要だと思います。それが読みやすさにつながるんじゃないですか。

宮澤やすみ

 

宮澤さんがおっしゃっていることも三浦さんのお話と通ずるものがありますね

どちらも読者の視点を持つことを大事とみています

 

 

僕が宮澤さんを好きなところは

「読んでいるうちにじんわりと楽しい気持ちになってくれたらいいですね」

この部分ですね

 

 

僕も文章を書く上では、読んでいる方に少しでも楽しい気持ちになってもらえたらなと思って書いています

だってせっかく時間を割いて読んでいるのに、悲しい気持ちや辛い気持ちにさせたくないんですもん

どうせ同じ「時間を使う」なら、楽しく有意義なことに使ってもらいたいですから

 

 

僕はそう思います

 

 

【漫画家・エッセイスト】藤臣柊子(ふじおみ しゅうこ)

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画像参照:http://www.diamondblog.jp/official/shukofujiomi/

「書くこと」とは?

――3年やすんでもやめずに復帰されたというのは、書くことに大きな意味をお持ちなんだと思いますが。藤臣さんにとって書くこととは?

 「書くこと」=「人生」かな。じゃ人生って何ですか?って言われると困りますが(笑)。そんなに大げさなことだとは思わないんですよ。ただ好きだから書いているっていうのが一番根っこの基本。だから、迷ったり悩んだりするときがあっても、自分は書き続けると思います。書きたいんでしょうね。またストーリー漫画も描きたいし、文章はヘタですが、最近は小説も書きたいと思っています。

藤臣柊子

 

藤臣さん、実はうつ病を患っていた方なんです

冒頭の「3年やすんでも――」というのはそのためです

その点に僕は少なからず親近感が湧いています(笑)

 

 

「書くこと」=「人生」というのは僕も共感してまして

僕も書いてなきゃやってられないです

ブログを始める前もフェイスブックで毎日のように、日々感じたことや誰かに伝えたいことを書いていました

 

 

何故書くのかと聞かれたら

誰に言われるでもなく、仕事だからでもなく、心の内奥から湧いてくる気持ちに従っているだけです、とでも答えましょうか

そのくらい僕は「書く」と言う行為が生きることと直結しています

 

 

そのため藤臣さんにはその面でも親近感を覚えています

つまり好きです!(笑)

 

  

【文化ジャーナリスト・音楽評論家】原納暢子(はらのう のぶこ)

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画像参照:https://spice.eplus.jp/spicers/217/articles

ジャーナリストとして大切なこと

――ジャーナリストとして大切なことはなんでしょう。

 書く以前に、「聞くこと、見ること」があります。「現場の原風景の中に立つ」ということです。どんな情報でも、自分がそれを見てどう感じたか、それに触れてどう感じたか、ということがとても大切なんです。それが記者の目です。

――(中略)――

 音楽に限らず、スポーツ、料理、クルマ・・・どの分野のジャーナリストやライターを目指すにしても、自分がどういうポジションで情報を伝えていくべきかを考えて仕事に取り組むといいと思います。多くの書き手がいらっしゃるから、書く仕事に就くためのサンプルはいろいろありますが、これでいいというバイブルはないんです。原風景の真ん中に立って、よく見て、よく聞いて、裏付けを取って、どう受け止めるべきかを反芻して、自分の立場にふさわしい発信をしていく。それは忘れてはならないことだと思います。

原納暢子 

 

取材という行為、僕は好きです

取材を通じてたくさんの景色が浮かび上がってくるからです

イメージとしては神経細胞のニューロンが手をたくさん広げて多くのニューロンとぶわっ!!と繋がりだすような感じです

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原納さんがおっしゃっている「現場の原風景の中に立つ」ということ

実はこれ、僕の今の仕事、不動産の分野にも通じます

 

 

不動産の営業マンもだんだん慣れてくると図面上だけで判断してしまうことがあります

はいはい賃料はこのくらいですね、間取りはこんな感じですねー、みたいに

だけど実際に物件の現地に行って見ると全然違う

なんてことがざらにある

 

 

間取りや面積など数値的な面だけでなく

そこでしか感じ取れないようなことも山のようにあります

 

 

僕は店舗の仲介を専門でやっているのですが

図面で見るとこの場所でラーメン屋を開くのが適しているように見えても

実際現地に行って見ると通行人の客層が全然違ったり、設備を設置できる位置が全く別の場所にあって工事予算を大幅にオーバーしちゃったりするようなケースがごまんとありました

 

 

話しを「書くこと」に戻して

ライター業をやるにおいても、現場に行って肌で感じたかどうかはとても大切

表現の幅も書ける情報量も段違い

 

 

だから原納さんの「原風景に立つ」という言葉は

僕の心に深く突き刺さりました

 

 

おわりに

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素晴らしい先人たちが素晴らしい言葉を残したのに

これ以上僕が書くことなんてありません!

おこがましすぎます!

 

 

なので今回はこれにて終わりたいと思います!

これを読んで「あー、早く何か書きたいなー!」ってなってくれたら嬉しいです

 

 

 

 

参考にした本と登場人物の著作物
書く仕事入門―プロが語る書いて生きるための14のヒント

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秘密の花園 (新潮文庫)

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