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HSPでつらい気持ちの改善法|おすすめの薬・漢方・サプリも紹介

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HSPとは?

最初に言うと、HSPは病気ではありません。HSPは性格の一種です。

 

正式には「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と表記され、頭文字を取ってHSPと呼ばれています。「人一倍敏感な人」という意味です。

 

HSPは人口の2割程度存在しているとされています。

 

HSPのことについて深く知りたい人には『Quiet 内向型人間の時代』という本がおすすめです。この本にHSPの特徴や性格の活かし方、生き方などのエッセンスがとてもたくさん含まれています。

 

HSPであることによって仕事がつらいと感じることもあると思います。実は、HSPにはHSPに向いた仕事があります。

HSPに向いてる仕事について、詳しくは関連記事をご覧ください。

www.aoku-sumitoru.com

HSPでつらい気持ちの改善方法

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HSPは繊細で敏感であるがゆえに、日常のささいなことでもつらいと感じてしまう場面が多くあります。

そんなつらい気持ちを少しでも改善する方法を解説します。

HSPであることを受け入れる

自分は敏感で特別な体質なんだということを受け入れましょう。まず受け入れることで、繊細な心でもノイズの多い世の中を生き抜ける方法を探そうと考えることができます。

 

自分がどんなときにストレスを感じて、どんなことに過敏に反応してしまうのかを知ることは、今後の人生を生きやすくする上でとても大切なことです。

HSPってつらいなぁ、と感じるようでしたら、つらい気持ちを改善するためにもまずは自分のことを知る・つらい原因を知ることから始めましょう。

一人の時間を意識的に作る

HSPは敏感であるため、人込みや誰かのそばにいると気を遣ったり、騒音などの刺激によって疲れやすい性質があります。

そのため、意識的に自分一人だけで過ごす時間をつくってリフレッシュをしましょう。一人の時間を過ごすことで、精神的な疲労を改善することができます。

自己肯定感を高める

HSPの人は自己肯定感が低い傾向があります。

自己肯定感が低いがゆえに、さまざまなことに不安を感じて疲れてしまうのです。

自己肯定感を高めて不安になりにくい自分を作りましょう。自己肯定感を高める方法としては次のようなものがあります。

一日一言日記を書く

一日の自分を振り返って、自分が頑張った点を見つけて褒める習慣をつけましょう。

毎日自分ができたこと、頑張ったことを書くことによって、自分への肯定感が高まります。HSPのつらい気持ちも和らぐのでおすすめの方法です。

 

日記の内容は「5分早く起きれた!」といった簡単なことでOKです。そんなことも?というような簡単なことでも褒めまくりましょう。

自己肯定感を高める本を読む

自己肯定感を高めたい人には『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』という本がおすすめです。

7日間でできるプログラムが用意されており、実際に作業をすることで不安な気持ちの改善ができるところが良いところです。

認知療法で認知の歪みを改善する

HSPの人は、独特の認知の仕方をする傾向があります。それを「認知の歪み」と呼びます。認知の歪みを解消することによって、HSPがつらいという気持ちを改善できることがあります。

 

解消することをおすすめする10個の認知の歪みは次の通りです。

1.「全か無か」思考

物事を見るとき、「白か黒か」「ありか無しか」という二者択一の考え方しかできないこと。

2.一般化のしすぎ

良くないことが一つあっただけで、すべてが良くないと判断してしまうこと。 

3.心のフィルター

1つの不安にこだわり、延々とくよくよ悩み、他のことに目を向けられないこと。

4.マイナス化思考

すべての出来事を悪いようにしか捉えられないこと。

5.結論の飛躍(心を読み過ぎる)

根拠がないのに物事を悲観的に捉えてしまうこと。人と話しているときに、相手の心を先読みしすぎてしまうこともある。

6.拡大解釈と過小評価

自分の失敗や短所を大きく捉え、成功や長所を小さく捉えてしまうこと。

7.感情的決めつけ

「この不安はずっと治らないんだ」などと、理性ではなく感情で捉えてしまうこと。

8.「すべき」思考

「~しなければならない」と強く思い込んでしまうこと。

9.レッテル貼り

自分や他人にレッテルを貼って、その期待通りにならないと不安になってしまうこと。

10.自己関連づけ

トラブルや良くないことが起こったとき、すべての原因が自分自身にあると捉えてしまうこと。

 

これらの認知の歪みを意識的に治すことによって、HSPのつらい気持ちを改善できるかもしれません。

HSPでつらい気持ちを改善する薬・漢方薬

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つらいとき・落ち込んだときの気持ちを改善する市販薬はありません。

漢方薬であれば改善できる可能性があるので、漢方薬を購入するか、病院に行って抗不安薬などの処方薬を処方してもらいましょう。

おすすめの漢方薬は次のようなものがあります。

おすすめの漢方薬

ささいなことが気になる方・神経症の方

疲れやすかったり、神経過敏による不眠症・イライラ・不安などの症状を改善する漢方薬です。眠りが浅い方や敏感で精神的ストレスを感じやすい方におすすめの薬です。

喉のつかえがある方・不安神経症の方

ストレスなどで気分がふさいで、喉に異物感があるような方におすすめの漢方薬です。生薬の働きにより、動悸・吐き気・めまいなどの改善も期待できます。

イライラや不眠の症状がある方

神経が高ぶったりイライラしたりする方におすすめの漢方薬です。神経過敏や不安感、神経症、不眠症の改善に効果を発揮します。

精神不安と不眠の症状がある方

精神不安があって、動悸や不眠、便秘などの症状がある方におすすめの漢方薬です。仕事や人付き合いでイライラしたり、大事な仕事やテストの前に緊張して眠れないような方の気持ちを改善する効果があります。 

HSPでつらい人におすすめのサプリ

HSPの人は敏感で繊細なため、少しの刺激を受けるだけでも疲れてしまいます。ブルーな気分に陥ることも少なくありません。

ブルーな気分を少しでも和らげる働きが期待できるサプリを紹介します。

セントジョーンズワート

落ち込んだ気持ちや楽しくない気持ちを穏やかにしたい人におすすめのサプリです。

なお、セントジョーンズワートは、ドイツでは医薬品として使用されているほどのサプリです。抗うつ薬などの他の薬を使用している方は、併用注意な場合があるため、医師と相談してから使用しましょう。

おわりに

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繰り返しいいますが、HSPは病気ではありません。

そのため、本来HSPは「改善する」ものではありません。改善するのはHSPという敏感な性格によって感じる不安や落ち込みです。

 

この記事で紹介したのは、HSPという性格で感じやすい不安やつらい気持ちを改善する方法です。

HSP自体は「改善」したり「治す」ものではなく、性格として「付き合っていく」ものなので、つらい気持ちを根本的に改善したい場合は、まずはHSPとはなんなのかといったことを知ることから始めましょう。