ココアのカフェイン含有量はコップ1杯10mg程度
ココアコップ1杯分に含まれるカフェイン量は約10mg程度と言われています。
正確に言えば、ピュアココア100g当たりのカフェイン量は200mgで、コップ1杯分の5g使用したとすると、カフェイン量は10g程度になるという計算です。
ピュアココアや調整ココアなど種類や濃さによってもカフェイン量は異なりますが、大体5〜20mg程度で推移しているため、目安としてココアコップ1杯には10mg以上カフェインが含まれていると考えておくと良いでしょう。
コーヒーがコップ1杯約90mgだから1/10くらいだね!
ココアの摂取量の目安
年齢やその人の状態によってココアの摂取量の目安が異なります。
成人の場合
健康な成人が健康に悪影響のないカフェイン摂取量の目安について、カナダ保健省では400mg/日と定めています。
参照元:食品安全委員会
カフェイン400mgというのはコーヒーで換算するとコップ4〜5杯程度、ココアで換算するとコップ40杯くらいになります。
成人の方はココアの1日の摂取量についてそこまで気を遣う必要はなさそうですね。
子供の場合
一般的には、成人に比べて子供の方がカフェインによる影響を受けるリスクは高いとされています。
子供はカフェインに対する感受性が高いため、年齢によって摂取量の上限が異なります。
カナダ保健省の見解によると、12歳以下の子供に対するカフェインの1日最高推奨摂取量を2.5mg/kg(体重)と定めています。
平均体重から換算すると、4歳~6歳の子供は最大45mg/日(ココア約4杯)、7歳~9歳の子供は最大62.5mg/日(ココア約6杯)、10歳~12歳の子供は最大85mg/日(ココア約8杯)までと定められていることになります。
参照元:食品安全委員会
子供にココアをあげるときはあげすぎないようにしましょう。
といってもココアはコップ1杯当たりカフェイン量が10mg程度なため、普通に飲む量であれば問題ないので、過度に気にする必要はありません。
妊婦さんの場合
妊婦さん、つまり妊娠中の方の場合は、カフェインの摂取上限量について通常の成人よりやや少なめに設定されています。
カナダ保健省及びオーストリア保健・食品安全局(AGES)では、カフェイン摂取量は300mg/日以下に、英国食品基準庁(FSA)では200mg/日以下と定められています。
参照元:食品安全委員会
ここでは一番低い基準値(200mg/日)に合わせると考えた時、カフェイン量の上限はコーヒーに換算すると2杯程度、ココアに換算すると20杯程度となります。
1日にココアを20杯も飲むことはなかなか難しいので、妊娠中でもココアを飲むことに関してはそこまで気を遣う必要はなさそうですね。
ココアのカフェイン量と摂取量の目安|まとめ
ココアのカフェイン量はコーヒーに比べて1/9〜1/10程度と少ないため、よほどカフェインに敏感な人でもない限り、カフェインを気にしてココアを飲むのを控えるといったことはしなくても大丈夫そうです。
とはいえ、カフェインを含んでいることは確かなので、飲み過ぎには注意しましょう。