以前、カンブリア宮殿というTV番組で
業界4位のリサイクルショップ『エコリング』の社長:桑田さんが取り上げられていた回を偶然見ました
創業15年で年商100億円まで成長させた凄腕社長です
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リサイクルの業務をする上で大切な役割を果たすのが“鑑定士”ですが
鑑定という仕事は専門性が高い分野のため、通常は会社に少数の限られた人しかいないようです
けれど桑田さんはその常識を変えました
「僕は元公務員だから、文章化が得意。世の中の職人さんがやっていることは、けっこう文章化できます。ニュアンスまで文章化できると思います」(桑田さん)
通常は専門家しかできない仕事を誰でも容易に体得できるような仕組みを作ったのです
テレビでは年商や会社の成長に焦点があてられていましたが
僕は桑田さんの凄さはそこにあると感じました
そしてそれを見たときに僕の心が強く反応しました
――職人さんの業務をマニュアル化する仕事があったらニーズがあるんじゃないだろうか――
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僕は人の話を引き出すことと
聞いたこと・得たこと・経験したことを文章にすることが好きなので
以前から取材系の仕事をやってみたいなと思ってました
――大学生の時にゼミの活動の一貫でビジネスコンテストに出たことがあって
その際に
「空き家問題の解決とエコを融合したビジネスをつくろう!」
と意気込んで
ゼミの数名の仲間と空き家率が全国トップである山梨県の身延町に足を運び、町民にインタビューしたり
町役場の人とアポを取って幾度に渡ってお話をしたりしました
融資に始まり、何年で利益が出るかといった細かな企画書と事業計画書まで作って――
結果的には却下されてしまいました
もちろんアマアマアママな計画書だったとは思いますが
当時の僕なりに一生懸命でした
こういった取材を含む仕事と、文章を書くこととを兼ね合わせて
『マニュアルづくり』
という仕事があればいいのになと思いつきました
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マニュアルづくりは単なる事務作業とは毛色が異なり
まずその会社に入社し、本当にそこでの仕事を数ヵ月やる
やりながら技術や空気を感じ、マニュアルを作成する
そういった仕事です
こんなのがあったら面白そうだし、絶対ニーズあるのになー
って、おもってたら既にたくさんありました(笑)
法人として結構たくさんありました
世の中って意外とあらかたのニーズは満たされてるんですね
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まぁ、そういった会社に入りたいかといったら別問題ですが
似たような仕事はしてみたいなと感じました
いろんな仕事がオートメーション化されていく時代ですが
書くという仕事にはまだまだ可能性がありそうですね
文筆業に幸あれ