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テナントリーシングのコツ|リーシング担当に贈る5つのヒント

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テナントリーシングは大変な業務です

 

 

セリアやDAISO、UNIQLOやTSUTAYAのような一般的に知られているナショナルチェーンは既に独自の情報網を持っている上、出店基準が高いのでなかなか話に乗っかってくれない

 

 

かといって名の知れない個人店にアプローチをかけても、出店に至る可能性が低すぎるし、そもそもディベロッパー側がそんな店を信用してくれない

 

 

だけど出店テナントを埋めないとボロクソに言われる

もうどうしたらいいんだ…

現場のことを理解してくれ…

 

 

そんな悩みを抱える担当者は実際かなり多いはずです

 

 

  

 

リーシング業界は人手不足!

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リーシング業界は常に人手不足なので仕事はたくさんありますが、ほぼすべてが激務といっても過言ではないです

 

 

正直なところそれが理由で人手不足なのかもしれませんね

 

 

僕の回りでもリーシング担当者がどんどん転職退職してますし、あるところでは部署にいる10人のうち7人が立て続けに辞め、残りの3人で10人分のフォローをするという地獄絵図のような職場で働いている人もいます

 

 

そういう人たちが少しでも楽にリーシングできればと、同業者として願ってやみません

 

 

リーシングのコツ5選

そんな方々のために、テナントリーシング歴4年の私が、独学で学んだことと、取引先の同業者や大手デベロッパーさんから教えてもらったノウハウを基に、良い店舗を見つけるテナントリーシングのコツについて書き記します

 

 

当たり前のことも多いかもしれませんが、少しでもリーシング業務で苦しむ読者さんの救いになれたら幸いです

 

 

コツ①:SCの入居テナントを調べる

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どのSC(ショッピングセンター)にどんなテナントが入居しているかを見ると、テナントがどういう立地に出店したいかが見えてきます

 

 

そのため、対象物件と似ている立地にあるSCを分析することは大切です

 

 

ではSCを調べるにはどうすればよいかというとこちら!

www.jcsc.or.jp

日本ショッピングセンター協会という法人があり、こちらのホームページを見るとショッピングセンターに関する様々な情報が得られるほか、全国のSC(ショッピングセンター)一覧をダウンロードすることもできます

 

全国都道府県別SC一覧

↑こちらをクリックすると全国のSC一覧をダウンロードできます 

 

 

これを基にSC毎に入居テナントをリストアップし、リーシング先のリストに加えていくと良いと思います

 

 

コツ②:「地域名」+「業態」でテナントを検索する

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たとえば対象物件が「千葉県」にあり、物販店を誘致したい場合

 

『千葉県 婦人服』

『千葉県 雑貨』

 

などで検索するということです

これにより地域に強いテナントを捕まえることが出来ます

 

 

できれば検索する際は、10ページ先くらいまでは最低でも見ることを勧めます
テナントが必ずしも検索上位にあるとは限りませんので

 

 

場合によってはもっと地域を絞って

 

『船橋 雑貨』

『市川市 介護用品』

 

などと検索してみるのもアリです

泥臭いやり方ですが、リーシングは名前によらず泥臭いものですので根気よくやることが近道です

 

 

コツ③:対象物件がダメでもテナントの希望立地・条件を聞く

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リーシングをしていると

 

「あー、そのエリアは計画してないよ」

「面積が足りないかなー」

 

といった返事をもらうことも少なくないです

 

 

そういう場合は

 

『ちなみに今はどのエリアを狙ってますか?』

『ちなみに希望面積ってどのくらいですか?』

 

と食い下がりましょう

 

 

相手の性格が悪くなければだいたい教えてくれます。そしてその情報をしっかりとメモしておきましょう

のちのちどこかで使うときが来ます

その積み重ねがあとで効いてきます

 

 

あと、もし教えてくれなかったら性格が悪かったと思ってスルーして大丈夫です!

そんな人に物件を紹介して仮にうまくマッチしても、契約に至るまででトラブルまみれになるので笑

 

 

フィーリングが合わない人は切り捨てちゃってください

 

 

どうしても紹介したい場合を除いて触れない方が吉です。そういう人って時期が経てば担当者が変わってたりします!

それまで放っておきましょう!

 

 

コツ④:リーシング(打診)済みテナントのリストを作る

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コツ③と併用します

コツ③で得た情報をリスト化します

 

 

会社名、担当者名、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、屋号(テナント名)、業種くらいは最低でも残してリスト化しておきましょう

 

 

この情報、たとえ今やっている物件でダメだった場合も他の物件でいつか必ず使えます

 

 

僕の場合は現在500社分のリストが出来上がり、レインズ(不動産業者間で使う物件情報共有ツール)の物件でも成約できるくらいになりました

 

 

リーシングはタイミングと縁が命です

 

 

コツ⑤:お問い合わせフォームより電話

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乱れ打ちしたいときはフォームからアタックするのでいいのですが、個々別々の情報を得るためには間違いなく電話の方がいいです

 

 

「反応がいい」「温度感がすぐにわかる」というメリットがあります

ただ担当者が不在の場合が多いのがネックです

 

 

コツとしては

雨の日や台風の日は狙い目で、月曜の午前はミーティングで不在が多いので避けること

 

 

狙い目の時間の優先順位は

1、月曜日の12:00~14:00

2、金曜日の16:00~18:00

3、その他平日夕方

です

 

 

数打ちゃ当たる戦法をしたいときはお問い合わせフォームを活用し、情報がほしいときは電話を選ぶのが吉です

 

 

※ちなみに、電話をするときはハンズフリーのマイクを使うと疲れにくくなるのでオススメです

 

 

おわりに リーシングは統計を信じて突き進め

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僕がとった統計によると、100件に1件の確率で引き合いとなるテナントが見つかり、200件に1件は契約に結び付きます

 

 

電話数に換算した場合

だいたい4件電話すれば1件繋がるので、400件電話すれば1件の引き合いが見つかり、800件電話すれば1件は契約できるということになります

 

 

1日30件電話すれば、どんな難しい案件でも1ヶ月半で契約できるはずです

リーシングは出口の見えないトンネルを歩き続けるような途方もない仕事のように感じますが、どんな物件にも必ず借り手は現れます

 

 

そのときを信じて、一歩ずつでも、共に歩んでいきましょう

 

 

読者の皆様の中で独自で試している工夫がありましたら教えてください

それを反映させてより良い記事にします

 

 

リーシング同志の皆様、共に励まし合いながら頑張りましょう!

 

 

また、よろしければ情報交換だけでも構いませんのでお会いしましょう!

 

 

では!