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家業を継ぐメリットとデメリット【体験談】

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僕は大学を卒業して一発目から家業の不動産屋で働いています。

といっても、ほんとに小さい街の不動産屋さんです。

 

元々就活もしていましたが、病気による入院や色々な出来事があり、実家の会社に勤めることにしました。

 

この選択が正しかったのか間違っていたのかはわかりませんが、この選択を取る事でしか得られなかったことがあったことは事実です。

 

『家業を継ぐ』ことが選択肢にある人の数は少ないと思いますが

そんな僕のようなマイナー人種の同志のうち『継ぐか継がないか悩んでいる』人のために、今回は家業を継ぐことで僕が感じた良い点と悪い点を書いておきます。

 

あくまで僕の場合ですのでそこだけご留意ください。

 

家業を継ぐことのメリット|継いで良かったこと

休みが取りやすい

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有給どころか病欠を取る事すら苦労する会社がある中、休みが比較的自由に取れるというのは大きなメリット。

 

だって、休みが取れることで次のようなメリットがあるのですから。

1.友人と会える

社会人になると休みの予定を合わせるのも一苦労

2人で会うならまだいいけど、3人、4人となるともうタイヘンだよね

誰かしらが有給を取らないと会えないなんてことがザラだもんね

 

だけど僕の場合は

「この日休みます」

と事前に申告するだけで、イチイチ理由を述べなくても休めます。

 

だから

「ごめん!この日仕事で行けない!」

ってことが通常の会社員よりは少ないです。

 

2.趣味の時間を取れる

ブログ書いたり、競技かるたやったり、自分が好きなことをするためという理由でも休みが取れる。

素晴らしいと思います。

 

「そんなの当たり前じゃん!!!」

 

と思っている方はおめでとうございます!

お勤めの会社はホワイト企業です!

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引用:https://matome.naver.jp/odai/2134942712100423001/2134968015827496303

 

海外では当たり前でも、こと日本においては、人間生命の尊厳を守る常識が通用しない企業がとても多い。残念ではありますがそれが現日本の現実です。

 

なので『趣味の時間のため』という理由で休めるのは大きい要素です。

身体が弱い人にとっても良い環境ですね。 

裁量が大きい

裁量が大きい=意見を通しやすいとも言えますね。

 

僕の勤めているような超零細企業の場合は、役職こそあるものの人数が少なく関係がフラット寄りなので、意見や要望がある場合は直で社長に話します。

 

実際、現在僕が行っている事業の事業部も、社長へ企画を通して僕が立ち上げたものです。

 

中間管理職という関所がいない分、直で意見を言えるのは大きいです。

 

通勤がラク

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これとっても大事

 

僕の通勤時間なんか徒歩1分ですよ

 

自転車で20秒ですよ

 

イチイチ毎朝・毎晩、満員電車に乗らなくてもいいんです。

余分な移動時間を浪費しなくていいんです。

 

みんなが往復2時間電車に揺られている間、のんびり二度寝をしたり、コーヒーを飲みながら漫画を読んだり、読書や趣味の時間に使ってもいいんです。

 

1日2時間分得したら、平日5日間で10時間の得です。

あなただったら週10時間あったら何します?

 

家業を継ぐことのデメリット|継いで悪かったこと

緊張感に欠ける

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これは家族の仕事への意識と大きく比例するのですが、僕の場合は父親=社長がそんなにバリバリの人間じゃなかったので、気持ちの差をよく感じましたね 。

 

僕はもっとガッツリと仕事をしたいのに、社長である父親は家にいるときとさほど変わらない温度感で佇んでるので、いつも拍子抜けです。

 

なので本気で集中したいときは、カフェに行って一人でやるなどの工夫をしました。

 

取引先から「温室育ち」となめられる

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ときおりいるんですよ。

家業を継ぐ=親にぶら下がって生きているという考えを持っている人が。

 

そういう人は交渉事でも足元を見てきたり、真面目な話を対等に取り合ってくれなかったりするので、そういう人とは関わらないようにしてます。

時間もお金も無駄なので。

 

僕はある程度割り切って仕事ができましたが、繊細な心の持ち主はちょっと傷つきやすいかもしれません。

 

退職・転職しづらい

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あらかじめ家族と協議の上で入社したなら良いのですが、『何年働く』というのを決めていないと抜けるタイミングが掴みづらくなります。

 

場合によっては親としては

『社長を生涯継いでくれるのでは』

と考えている可能性もあるので。

 

そういう期待を感じながら『辞める』という選択をするのは、心理的になかなかの負担があります。

 

だからもし実家の会社に入社するのであれば、あらかじめいずれ出る意向があることをよくよく伝えておくこと強く勧めます。

 

 

 

家業を継ぐメリットとデメリット|まとめ

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完全に僕の体験を基に書きました。

 

友人にも家業を継いでいる人が何人かいるのですが、話を聞いてるとそれぞれ事情が異なるようでしたので、僕は僕の場合の事を描こうと決めて今回は書きました。

 

100者100色のパターンがあると思いますので、1つの体験例として覚えておいてもらえたら嬉しいです。